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成長企業への第一歩はES(従業員満足)

ES(従業員満足)を高める組織づくり

安定期から次なる成長期へと会社を成長させていくには、いかに人的財産を活用していくかがポイントになります。やる気を持って、自主的に働く従業員の存在が、成長企業への第一歩となります。そのためには、ES(従業員満足)の充実が必要です。

しかし、ES(従業員満足)というと、休日の増加、給与のアップや福利厚生の充実など、場合によっては、必要以上に従業員を甘やかすことだと誤解している経営者が多いのが実情です。

ES(従業員満足)とは一体何なのでしょうか?


日本生産性本部が平成23年度の新入社員に行った調査では、就職先の選択基準に「自分の能力、個性が生かせる」を挙げた人が36.8%と最多となっています。また、仕事に対する考えを聞いた質問では「社会や人から感謝される仕事がしたい」が96.4%とトップとなっています。


なぜ、このような調査結果になったのでしょうか?


その答えは、「自分が何のために働くのか」を考えてみればわかります。

本当の満足、心の底からの満足は、お金をもらうことだけでは決して得ることができません。

「顧客から感謝される充実感、自分が成長できたと実感できること、こうしたことが、従業員にとって最も大切にしたい部分であって、ES(従業員満足)につながる部分なのです。

ここでのポイントは、従業員と会社(仕事)との結びつきを強固にして、より良い組織風土を創り上げていくことにあります。

従業員同士の絆を強化するには

組織風土を変えようとする場合、真っ先に人事・賃金制度の導入を行うケースが多いですが、実はその前にやるべきことがあるのです。

それは、「従業員の絆を強化すること」です。従業員の絆が無ければ、いくら人事・賃金制度を導入しても全く効果は生まれません。

最近は業務連絡をメールで行うのが当たり前ともなっており、極端な例では、隣の席の人に連絡するにもメールで済ますケースさえあります。つまり、従業員同士の会話が無いのです。こうした状況では、従業員同士の絆は生まれません。

では、従業員同士の絆を強化するために何を行ったらよいのでしょうか?

現在の自社における組織風土、社員意識の状況を把握するためには、組織診断を行うことで、組織風土上の課題が明確となり、今後の改善につなげていくことができます。

組織診断を行ったうえで、さらに従業員の働く意識を知るために、人材・組織診断システム(CUBIC)を利用することが有効です。

人材・組織診断システム(CUBIC)では、採用選考時はもちろん、配置転換や研修場面での活用、従業員のモチベーションを把握することができます。

人材・組織診断システム(CUBIC)の活用方法として、次のものがあります。

  • 採用活動

短時間では見抜けない性格部分、個人の資質や特性を客観的に評価します。

  • チームワーク分析

人選の段階で、同質的なチームではなく、協力的な「補完関係」を作り上げ、チームパフォーマンスを向上させます。

  • リーダー適性・職種適性

どのようなリーダーになるのか、営業職や事務職でどのゆおなパフォーマンスを発揮するかを分析します。

  • 教育研修

本人の長所と短所がわかるので、効率のよい教育方法を考えることができます。

人材・組織診断システム(CUBIC)を活用することで、社内に自然と会話が発生するようになります。その後に取り組むのことは、「ESクレド」を通して、従業員と会社(仕事)の絆を強めることです。「ESクレド」を上司と部下、従業員同士のコミュニケーションツールにすることが大切なのです。

具体的には、リーダーが 「ESクレド」 を使って意図的に対話の場を設け、「マジメに雑談する」ことで従業員間の共感部分を増やして絆を深めていきます。ここでリーダーに求められる役割は、部下を牽引するのではなく、信頼関係を築いて成長をサポートする役割です。このように、組織風土を変えていくには、「対話」が非常に大切になります。

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