現場を体験させる
私には、現在、小学校1年の男の子がいます。子育てをしてみると、こちらが考えているようにはいかないことがよくあります。
食べ物のの好き嫌いもその一つだと思います。子供は誰でも程度の差はあるにせよ、好き嫌いがあると思います。それを直すのに、「嫌いなものでも体に必要だからしっかり食べなさい」と言ってみましたが、「いやなものはいや」と言って食べないことがあったり、食べたとしても、いやいやといった感じでした。
いやいや食べても、食事は楽しくないので、どうしたものかと色々考えてみました。食材を小さく切ってわからなくするなど、調理の仕方を改善することもよく聞きますが、我が家では、嫌いな食べ物を自分で育てさせる方法を行いました(嫌いなものが肉や魚ではなく、野菜であったこともあります)。
うちの子は、キノコとトマト、ピーマンが嫌いだったので、まずは、キノコを家で育てさせました。それを、自分で収穫させて、食べさせたところ、「やっぱり自分で育てたものは味が違う」とうれしそうに食べました(実際、私も食べてみたのですが、店で売っているのと味は変わらないのですが・・・)。
嫌いなもの、苦手なものであっても、現場を体験することで、見方が変わるきっかけになることが仕事でもありますよね? また、自分と同じタイプの人ばかりと付き合っていると、刺激がありません。苦手なタイプの人とも付き合うことで、新たな発見があったりします。
前職の会社員時代にも、現場経験のない社員からの指示に対して、パートさんは陰でよく不満を言っていました。なぜかといえば、絶対に時間内にできないことを頼んでいるのに、なんで時間内に終わらせられないんだ、と説教するからです。
少しの時間でもパートさんと同じ仕事を一緒に現場作業をやってみれば、時間内に終わらないことくらいすぐにわかることです。その社員は、私の先輩であったので、こちらも、さりげなく何度か話をしてみたのですが、まったく理解してもらえず、とても残念でした。
今年は、トマトを育てさせています。嫌いなものばっかり育てても面白くないと思って、好きな野菜であるキュウリも一緒に育てています。
果たして、今年は成果が出るのでしょうか?楽しみです。