猛暑お見舞い申し上げます(ガーデニングの話)
酷暑の候、皆様のご健勝をお祈りいたします。
さて、夏の花といえば、なんといってもヒマワリやアサガオだろう。黄色や紫、ピンクなど、色鮮やかな花が花壇でにぎやかに咲くイメージがある。
が、しかし、以前、園芸店の店員をしていた経験から言うと、7、8月は、花の売上が下がる時期なのである。花屋にとっては、オフシーズンというところだろうか。
夏にはなぜ、花が売れないのだろうか?
暑い中、外でガーデニングなどする気にならないからだろう。炎天下の草むしりなんて、想像するだけで汗ダラダラだ。水やりは、朝夕の涼しいうちにするとしても(直射日光の強い時間帯の水やりは、実は植物にとってもよくない)、植物の世話というのは、けっこう手間がかかるものだ。真夏の暑い中、庭に長時間出れば、植物の世話どころか自分が救急車の世話になりかねない。
だが、数年前までは、外を歩いていても、住宅地を飾る花たちが目に付いた。(気がする。3年前は特に、子供が生まれてハッピー気分だったのか???)
今年は特に、やはり猛暑の影響も大きいのだろうか。小学校で、日本の気候は「温帯気候」と教わったのに、今や「亜熱帯」だし。(某テレビ番組の天気予報では、今年はもはやただの熱帯夜ではなく、スーパー熱帯夜だと言っていた。納得!)
あまりの暑さに、庭のバラが一鉢だめになってしまったと、妻が嘆いている。クーラーの部屋に水槽を置いていたのに、水がぬるみすぎてメダカが死んでしまったと、息子がしょんぼりしている。
だが、勢いよく新芽を出しているバラもあれば、浮き草の間を毎日元気に泳ぎ回っているメダカもいる。
やはり、植物(&メダカ)はいい。見ているだけで、気分が落ち着く。緑の葉を見ていると、少し体感温度が下がる気がする(ただし、クーラーの部屋から眺めて…というのが悲しいが。今年など特に、外で植物を眺める気になれない。昔は違ったのに…)
この暑さを何とかみんなで乗り切って、「緑を増やそう運動」を起こし、実際の気温を下げることができないだろうか。実際、屋上庭園やビオトープなどが注目され、都会のヒートアイランド現象や地球温暖化への効果も期待されているようである。人の心にも癒しを。一石二鳥だ。
私も、庭の水やりくらい、手伝おうかな。水やりも、なかなか重労働。なにせ、妻の趣味で、アパートの狭い庭と玄関前には、バラやクレマチスなどの鉢が、20鉢以上はあるから(これでも、鉢数はだいぶ減らしたのである)。
来年は、息子と一緒に、夏野菜でも作ってみよう。