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スポーツの秋

運動会のシーズンになりましたね。おかげさまで、このところ仕事が忙しくて、久々のエッセイ更新です。さて、今日は、我が家のちびランナーの話。

うちの息子は、走るのが大好きです。よそのお子さんと比べたことがないので、速いのかどうかはわかりません。とにかく走っています。買い物に連れて行っても油断するとすぐビューンと走って行ってしまいますし、妻が公園に連れて行ってもただ走っているのだそうです。せっかく公園に来たのだから、滑り台やブランコは?と、妻が他の遊びに誘っても、グランドになっているスペースをひたすら走っていることが多いのだそうです。

体力はある方だと思います。息子の体力に妻がついて行けないというので、以前、自宅から徒歩20分程坂道を上った所にある、某自然公園に連れて行きました。ハイキングコースを5時間歩きっぱなし。さすがにその時はバテたようでしたが、さらに歩いて自宅に戻り、冷たい麦茶を一杯飲んだらなんと回復してしまい、「もう一度外に行こうよ」と言い出したのには、私も参りました。

これはもうスポーツクラブにでも入れるか、ということになり、探してみたのですが、なかなかいいクラブが近所に見つかりません。内容的にいいと思えるクラブは年齢がまだ募集事項に達しておらず、年齢的にオッケーなところは自宅から遠すぎて通えない場所だったり。なにせ、まだ4歳。うちは2年保育にしたので、幼稚園だって来年からです。

仕方ない、なるべく身体を動かして発散できるような遊びを、父親の私がしてやるしかない。…と思った矢先、未就学児でも参加できるマラソン大会が市内で開催されることを、ネットで見つけました。

「やってみる?」と聞くと、息子は大喜び。「トレーニングしなきゃ」と言って、またまた走っています。狭い家の中でも走り回り、外出中でも走っています。外出中「一人でどんどん走っていったら危ないからだめ」と妻が言うと「じゃあママも一緒に走れば問題ないでしょ」と、手を引っ張られて、妻も走らされたそうです。

マラソン大会の練習にと、近所の幼稚園の運動会にも連れて行きました。未就園児のかけっこがあるのです。息子はスタートに出遅れ、初めは10人中ビリでした。「あーあ、ダメだこりゃ」と思っていたら、後半グングン追い上げ、3位になっていました。スタート時点でかなり差が開いていたし、まだ小さい子供のかけっこということで距離もなかったので、先頭には追いつけませんでしたが、あと数メートルあればなあ…と思う追い上げでした。

「最後のダッシュすごかったよ」と親が得意になって誉めても、息子は自分に納得できなかったようで、妻が回すデジタルビデオに向かって「まだマラソン大会が控えているので…まあ…」なんて浮かない表情でコメントしていました。妻もビデオカメラを手に、口をあんぐりしていました。

というわけで、次週のマラソン大会は、なんとしても連れて行ってやらなければなりません。

その様子は、また次回。

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